レンタカー許可の申請手続きは自分で行うことも十分可能ですが、行政書士へ丸投げするという選択肢もあります。

行政書士へ手続きを依頼をすれば、みなさんご存知の通り費用がかかってしまいますが、その費用と比較してどれだけのメリットが得られるのかというのは大きな関心事だと思います。

そこで今回は行政書士に依頼をした場合のメリットについてまとめてみました。

 

行政書士に依頼するメリット

行政書士に依頼するメリットは個人的には概ね次の3点だと考えています。

  • 時間と手間が大幅に省ける
  • 貸渡し約款を作成してくれる
  • 運輸支局とのやりとりも代行してくれる

1つずつ確認していきましょう。

時間と手間が大幅に省ける

レンタカー許可を取得するには、数種類の申請書類を記載するのに加えて、貸渡し約款や料金表などの添付書類を揃えなければなりません。

※詳しくはこちらのレンタカー許可申請の必要書類の一覧を参照してください。

後述しますが、特に貸渡し約款の作成はそれなりに手間のかかる作業となります。

許可が下りるのは、書類が受理されてからおよそ1ヶ月ですが、書類の準備に関しても少なくても1ヶ月はかかると見ていたほうがいいでしょう。

また、書類は運輸支局の窓口に提出しますが、書類に何か不備があれば受理されません。

このように考えると、行政書士に依頼をすれば、自分で手続きをするよりは「手間と時間」は大幅に省ける可能性があります。

 

貸渡し約款を作成してくれる

先述のとおり、一番手間のかかる作業は貸渡し約款の作成です。

行政書士に依頼をする一番のメリットは、この貸渡し約款の作成にあると個人的には思っています。

約款とは、契約書と同じように契約内容が細かく書かれたものですが、予約や貸渡しに関するルールだけでなく、事故や違反行為、故障時の対応までA4サイズで10枚程度で作成することになります。

 

基本的には、大手レンタカー会社やレンタカー協会の貸渡し約款を参考に作成することになりますが、法律用語の混ざった条文を1つずつ確認しながら自社のものにカスタマイズするのはなかなか骨の折れる作業となります。

 

また、万一の事故や故障時に備えて約款においてしっかりと責任の所在を明らかにしておかなければトラブルに発展しかねません。

その点、行政書士はトラブルを未然に防ぐという予防法務のプロですので、適切な内容の貸渡し約款の提案も可能でしょう。

 

運輸支局とのやりとりも代行してくれる

申請手続きは、営業所を管轄する運輸支局で行います。

行政書士に依頼をすれば、運輸支局への申請はもちろん、必要であれば許可証の受取まで行ってくれます。

また、申請後に運輸支局とのやりとりが必要になることもありますが、そのようなやり取りもすべて行政書士が行ってくれます。

このように行政書士に依頼をすれば、運輸支局に足を運ぶ必要はありません。

※一部地域では許可証の受取に関しては本人でなければいけないところもあります。

 

行政書士に依頼をするデメリット

デメリットに関しては、やはりお金がかかってしまうという点でしょう。

行政書士に支払う料金の相場は、平均6万円前後となっていますが、決して安くはありません。

また、これは論外ですが、レンタカー許可に強くない事務所に依頼をした場合、段取りが悪かったり、すじ違いなアドバイスをされてしまうこともありますので注意が必要です。

行政書士を選ぶ際は少なくとも次の3点を確認するようにしましょう。

  • レンタカー許可を専門としているか
  • すぐに手続きを開始してくれるかどうか
  • 料金が明確か

料金に関しては、HPなどに記載されている料金以外にも実は追加で必要だったということも稀にあるようです。正式に依頼をする前にHPなどに記載されている料金で本当に収まるのか確認しておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

行政書士に依頼をすれば、書類の作成から申請・許可証の受取まですべて行ってくれるので、仕事等で時間が取れないという人には心強いかもしれません。

また、行政書士に依頼をする一番のメリットは、貸渡し約款の作成だと書きましたが、トラブルを未然に防ぐという点においても非常に重要な書類です。

すべて行政書士任せにするのではなく、貸渡しに関する計画・ルールなどをきっちり伝えて、出来上がった後も反映されているか内容を確認しましょう。

最後に…あまり行政書士側の立場でものを言うと、「プロモーションをかけているな」と勘違いされるのも嫌なので言いますが、時間が許すならやはり自分で手続きをするのが一番だと私は思います。

あなたのお仕事などの状況と、申請にかかる手間や時間をよく天秤にかけて検討してみてください。